問題解決力を伸ばす学習の最初の一冊
問題解決力を鍛える為の書籍は数多く出版されていますが、ここでは、初めての一冊に最適な書籍をご紹介しようと思います。
「問題解決力」がぐんぐんのびる!
当書籍をオススメする訳、そして本を書かれた方へのインタビューは次です。
「問題解決力」がぐんぐんのびる!が魅力な訳
この本の魅力をわかりやすくお伝えしようと思います。
問題解決力を伸ばす為の学習を始めてチャレンジしようという方には、最適な理由があります。
- 問題を解いていく為の、思考工程が明確にされています。
- 内容で戸惑うことなく、方法論の本質を素直に学ぶことが出来ます。
- 解説がわかりやすく、不足スキルを磨くのが容易です。
問題解決力学習が初めての方の為に、一例を挙げて、この本の特徴をご説明します。
もし、あなたが英語が苦手な状況で、英語ディベート学習を始めるとしたら、どのような内容についての学習を行うことが最適でしょうか?
- 身近な内容(中学英語)についての討論
- ビジネスシーン(ビジネス英語)での討論
答えは明確です。
議論するノウハウ(話の組み立て)を学ぶ上で、英単語がわからない事はネックになります。
その英単語がわからないことが原因で、学びたいスキルそのものをしっかりと学べない状況となるでしょう。
ここでは、話し方の学習が目的ですから、難しい英単語が登場することで、学習に支障をきたします。
これと同様に、問題解決力を伸ばす学習を行う上でも、ビジネスシーンにまつわる問題を学習当初から解こうとする事は、問題解決スキルの勉強の妨げになってしまいます。
身近で扱いやすい例題を利用した参考書を利用することが、問題解決基礎力を高める上で重要です。
中学生でも学べる問題解決力を伸ばす為の教材
著者にインタビュー
この度、本ホームページ内にて取り上げさせて頂いた書籍『子どもの問題解決力がぐんぐんのびる』の著者であるNPO法人日本未来問題解決プログラムの理事長であり、同書の編集を担当された高橋さまにインタビューをさせて頂きました。
Q,本書はどのような方に読んで頂きたい本でしょうか?
A,大学生に読んでもらいたいです。未来問題解決プログラムはおもに、高校生が教科の勉強をさらに進めて、社会の問題を応用学習することを助ける世界NPOです。日本の高校生は受験準備にいそがしく、応用学習をするチャンスが少なく、やがて大学生になっても社会意識が弱いとか、自分の意見がないと言われることが多いです。高校生や大学生は、社会の問題に目覚め、自分の興味関心をふくらまし、自分の職業的な進路を考えていく時期であると思います。本書で社会問題に切り込んでいく方法を体得してください。
Q,本を書かれる上で、もっとも重要視したポイントは御座いますか?
A,仕事をするということは、問題を解決することの連続で、仕事とは問題解決であると言ってよいと思います。ですから誰でも問題解決力を身につけることはとても大切だと分かってもらいたいと思いました。だからみなさんの勉強も、勉強(試験)のための勉強ではなく、勉強したことが仕事でいかされることが大事です。みなさんは仕事のできる人になって、社会で活躍したいでしょ。学校の勉強ができることと仕事ができることは違います。学校で決められた科目をおぼえることはうまくても、自分でプロジェクトをスタートさせる問題意識や、現実の判断を的確に行う力が不足している人が多いんです。言われるままの優等生頭と生きた判断力の頭(ダイナミックな頭)の違いです。生きた頭はどう違うのか、じゃあ生きた頭をつくっていくにはどうしたら良いかをわかるように書きました。
会社というところは、サッカーがゴールをあげなくてはならないように、なんと言っても、よいアイデアの商品を開発し、お客さんに販売しなくてはなりません。優等生頭よりも生きた頭の持ち主を求めているのです。くわしい業務知識は会社にはいってから学ぶことになりますが、問題意識や応用できる頭をここできたえてほしいです。
食糧問題、環境問題、感染症の問題、景気回復など、世界はむずかしい課題でいっぱいです。新聞記事を読んで表面を知るだけでなく、特定の場面でグローバル課題解決をつっこんで考えさせるのが未来問題解決プログラムです。2010年の特定場面としては生物多様性、航空産業問題、水問題などがカリキュラムに入っています。これらに関して自分の解決アイデアづくりを行い、学生は問題意識の持ち方、アイデアのコミュニケーションなどの指導を個別に受けます。これが「問題解決力検定」ですが、大学生のためのインターネット個別指導を追加しました。仕事で成功できる基礎力をきたえてもらおうというわけです。未来問題解決プログラムの国際競技会では、日本の学生のスコアはアメリカ、オーストラリア、シンガポールなどの多くの国とくらべると、残念ながら劣位になっています。経済と人材のグローバル競争がもっと厳しくなっていくと言われています。シュウカツにも大変関係しています。
Q,本書を利用し学習する際には、目次の順番に沿い、学習するのがベストですか?
A,実践力を養うためには、まず全体の位置づけをよくわかってください。未来問題解決プログラムの問題解決の過程はとてもシンプルですから、パート1を読んでください。
仕事のできる人は、掘り下げた問題解決をできる人です。パート2はそういう掘り下げの練習問題のコーナーになっています。たとえば自分で考えた問に対して解決のアイデアを発想するという練習があります。アイデアの元は、広い読書や体験から得られることが多いです。読書の大事さをよくわかって、読書の習慣をつけてもらいたいです。しかし読書は大事ですよと言って、急に目覚めるということはないでしょう。問題解決をトライして、自分の浅さや失敗を経験して、痛感していくのだと思います。問題解決力検定に加えて、経験・痛感の促進のインターネット・ツールを用意しているので、みなさんのチェンジを応援できると思っています。
Q,本書を利用し学習することで、社会に出て仕事をしていく力を向上できますか?
A,仕事ができるための鍵になる能力をいくつか挙げてみましょう。
・クリティカル・リーディング。書いてあることを正確に読むことを読解力と言いますが、そんなことを当然として、本当にそうなのか疑いの目を持ちながら、問題点を明らかにしていく読み方をできる力です。
・ 課題を簡潔に述べる力。何をどうしたいのかと課題文として明確化できる力が仕事を前に進める推進力になります。
・詳しく設計する能力。解決アイデアを実現するためには、そのステップをはっきりと書いてやること(アクションプラン)が必要です。未来問題解決プログラムは詳しく書き込むことも1つの創造力だ、仕事の重要要素だと考えてとても重視しています。アイデアは良くても実行ステップが書けていなくて動き出していかない例がたくさんあります。辺野古移設にかえってしまい、補償として言っている沖縄負担軽減が何なのかハッキリしないです。
ほかの能力は本書を見ていただきたいですが、これらは問題解決の6ステップを掘り下げる要素としてパート2に書かれています。みなさんも練習問題にとりくめば、問題解決という大地図で全体関連を分かりながら、仕事の能力をきたえていくことができるはずです。
Q,最後の質問です。問題解決力としてもっと重要な能力とはなんでしょうか?
A,「意志の力」と先入観にとらわれないことです。意志の力は火事場の馬鹿力を発揮する原点です。大分前に自動車業界で亜鉛メッキ鋼板の溶接に成功したときの話を聞きました。ガソリンタンクをさびないものするために亜鉛メッキ鋼板を使えばよいとわかっていたのですが、その溶接がむずかしく、100回の内3,4回しか成功できません。みんながあきらめようとしましたが、なんで3回は成功するのかと食い下がった技術者がいました。成功した3回は昼休み中にやっており、それはほかの機械がとまっている時で、そのため電圧が高くなっており溶接ができたと気づいたのでした。問題解決に導いたのは、実現するまでがんばる意志の力です。次の先入観ですが、先入観というと年寄りを思い浮かべるかもしれませんが、子どもたちの指導をしていて先入観が強いなとよく感じます。「こうに決まっている」とか「そんなことはできない」とよく聞きますので、人間の本能的なものと思ってしまいます。先入観にとらわれないためには、本書で学んだ考え方の順序を踏んでいってほしいです。
ご回答ありがとうございました。
問題解決力の学習を考えている方には、随分と内容の濃いインタビューであったのではと思っています。
インタビューにお答え頂きましたNPO法人日本未来問題解決プログラムのHPは次よりご確認頂けます。⇒日本未来問題解決プログラム